第16話|売上があるのにお金が残らない?建設業で本当に見るべき数字

執筆者:

カテゴリ:

「今月は売上がこれだけあった!」

建設業に限らず、仕事をしていれば売上は気になるもの。

でも、ちょっと待って🤣

売上があることと、会社にお金が残ることは別の話。

27年間、建設業の会社で働いてきた私。

見積もり、請求、経理、決算……。

いろいろな仕事を経験してきたからこそ、売上の数字だけでは会社の状態はわからないと思っています。

売上が大きければ儲かっている?

例えば、こんな2つの会社があったとします。

項目A社B社
売上1,000万円1,000万円
経費など950万円800万円
残った利益50万円200万円
利益率5%20%

※違いをわかりやすくするための単純な例です。

どちらも売上は1,000万円。

でも、利益には150万円もの差があります。

売上だけを見ていたら、この違いはわかりません。

売上がいくらあるかだけでなく、いくら残せたか。

ここを見ないと、会社が本当に儲かっているのかは判断できないんです。

建設業は、売上だけでは見えないお金がある

建設業では、工事を受注したら終わりではありません。

材料費、外注費、人件費、重機や車両にかかる費用、現場経費……。

工事を進めるためには、いろいろなお金がかかります。

大きな工事を受注して売上が増えても、工事にかかる費用が膨らめば、思ったほど利益が残らないこともあります。

だからこそ、見積もりの段階から、どれくらい費用がかかり、どれくらい利益を確保できるのかを考えることが大切です。

受注できたことだけで喜んでいては、あとから「こんなはずじゃなかった!」となるかもしれません🤣

じゃあ、利益が出ていれば安心なの?

ここも大事なところ。

利益が出ているのに、手元に現金がない。

これも実際に起こり得ます。

例えば、工事は終わって売上が計上されていても、代金の入金がまだ先だったら?

その間にも、材料費や外注費、給料などの支払いはやってきます。

さらに、借入金の元本返済や設備投資など、利益とは別に現金が出ていくこともあります。

つまり、利益と現金は同じではないということ。

会社のお金を見るなら、利益だけでなく、入金と支払いのタイミングまで確認する必要があるんです。

「利益は出ているのに、お金が残らない!」

そんなときは、利益率だけでなく、資金繰りも確認してみる。

原因を分けて考えることが大切です。

売上自慢より、数字の中身を見よう🤣

Threadsを見ていると、

「売上はあるのに、なぜか現金が残らない」

そんな話を見かけます。

もちろん、会社ごとに事情は違います。

でも、売上の大きさだけを見ていても、答えは出ません。

売上に対して、どれだけ利益を確保できているのか。

そして、その利益が実際の現金の動きとどうつながっているのか。

そこまで見て、初めて会社のお金の状態がわかってきます。

27年間、建設業の会社で働いてきた私からすると、売上の数字だけで会社の良し悪しを判断するのは難しいと思います。

売上を追うことも大事。でも、利益を残すことはもっと大事。

そして、利益が出ていても資金繰りが苦しければ、会社は回りません。

会社経営って、売上だけ見ていればいいほど単純じゃないんですよね🤣

皆さんの会社では、売上だけでなく利益率や資金繰りまで確認していますか?

※この記事は一般的な考え方を紹介するもので、実際の利益や資金繰りの状況は会社ごとに異なります。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です